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3rd Album
そして、この扉をあけるのは私

2014.5.7 Release
¥2,300+税 BZCS-1106
Bellwood Records / Cocktail Label

  1. あなたの夢をきかせて
    夢って不思議。
    叶ったと思ったらもうそれは、今というただの現実で、
    諦めようと思っても、消えることなく漂うように心の中に居つづける。
    夢って、ただの感情だと想うんです。
    「幸せ」や「愛」…そんなことばに置き換えられるかもしれません。
    感じたい想いを今ここに創り出すだけ。
    毎瞬毎瞬それを感じながら生きていくだけ。
    そう、夢はいつだって、今ここにある。
    私が、あなたが、感じたい想い。
    あなたの夢をきかせてほしい。
  2. スタートライン
    「悔しい」という感情を、この数年ずっと感じないように過ごしていました。
    感じてしまうと、始めなきゃいけないから。
    自分の弱さを認めなきゃいけないから。
    「このままじゃだめだ」と分かっているのに、変われない日々。
    ひたすら自分に問いかける、問いかける。。
    そして見つけたこたえは、
    「できない自分でもいい。今ここから始めるしかない」
    誰かに対して、自分に対して、「悔しい」と感じる自分を素直に認められたとき、
    私はまた一歩踏み出すことができました。
    今はとても愛おしい、大切にしたい感情のひとつです。
  3. 時のほとり
    2006年に自主制作シングルとして発表した『時の畔』を、
    今回キーを変えリアレンジして新たにレコーディングし直しました。
    この曲は私の中で、いつまでも色褪せることのない、心の波がスーッと静まるような、
    そんな静かなパワーをもらえる存在なのですが、
    たぶん作った当初はもっと内側だけの感情というか、ひとりきりで下を向いていた自分が、
    ふと顔を上げて微笑みをこぼす、そんなところから歌っていたような気がします。
    そして歌いつづけていくうちに、私は立ち止まっていた場所から歩き出し、森を抜け、広い空の下、
    眩しい光の中を走り回る娘をゆったりと眺めている、
    そんな情景を思い浮かべながらこの歌っていることに、ある日気がつきました。
    歌って成長するんですね。そんな今の自分には、声のトーンも上がり、テンポも少し早くなった
    この『時のほとり』のほうが、しっくりくるようです。
  4. rain
    深い深い悲しみの中にいる人に
    どんな言葉もかけてあげることができないのなら、
    私はただただその悲しみを歌ってみよう、
    そう想い書いた曲です。
    この歌の主人公の心に降りつづく雨が、いつか止み、
    雲の切れ間から希望の光が射し込む日が、
    いつかきますようにと祈りながら。
  5. エルピスの涙
    アルバムの収録曲もすべて決まり、レコーディングが始まっているにもかかわらず、
    何かに導かれるようにメロディが溢れ出てきて、
    あっという間に詞と曲ができあがったという、そんな神秘的な一曲です。
    自分の内面へと深く降りていったとき、
    そこに見えたものは、なぜかあの“パンドラの箱”でした。
    この世界を表しているとされる神話ですが、
    本当は私たち人間ひとりひとりの心の中にある
    “光と闇”を描いているのだとしたら。。
    箱の中に最後に残った“希望”=エルピス。
    それはきっと、自らの手で解き放たれる日をずっと待っているのかもしれません。
  6. ママの背中
    母親になって5年、小さな娘に対していつも想うのは、「ありがとう」と「ごめんね」。
    仕事を持つ母の生き方を、娘はどうのように見て感じながら大きくなっていくのかな。
    ふだんはついつい怒ってしまったり、メソメソ泣く姿を見せてしまったりな頼りないママだけど、
    「働くことは楽しい」「人の役に立つって嬉しい」「夢は諦めなければ叶うんだよ」
    せめてそんな前向きなメッセージを背中で語れる母親になりたいと想っています。
  7. もっと言葉で
    夫婦に限らず、長く一緒にいる男女は、どうしてだんだん会話が減るのでしょう。
    「言葉なんていらない」が心地よかったあの頃が、今となっては懐かしい(苦笑)。
    「一緒にいたい」がやっと叶ったのに、一緒にいることがあたりまえになると、
    ムクムクと顔を出す相手への要求。
    いちいち言わなくても分かるだろうと、あえて想いを口にしない男と、
    ゆっくり話をきいてくれないならと、無言の圧力をかける女(笑)。
    哀しいかな、そうやって相手の愛をはかろうとするのですね。。
    ちゃんと向き合って、お互いの本音を受け止め合う。
    長つづきの秘訣は、日常的な「愛ある会話」だと本気で想う今日この頃です(笑)。
  8. さよならクリスマス(Duet with しらいしりょうこ)
    2年前のクリスマスイヴ、10周年の自主企画イベントのプレゼントCD用に作った
    しらいしりょうこちゃんとの共作曲。
    ひとりではめったに書くことのない、切ない恋のラブソングを歌ってみたくて、
    時乗Pの示してくれたサビのモチーフを元に、お互いの家で何度も顔を突き合わせながら
    ふたりのイメージをかたちにしていきました。
    ふだんからよく、似ているねと言われる私たち。溶け合うようなふたりのハーモニーが、
    クリスマスのきらめきと女性のけなげな想いを、
    うまく表現できた一曲に仕上がったのではないでしょうか。
  9. ナイナイナイ!
    ロックが好きです。しかも男気のあるギターロックが。
    来世は男になって、バンドを組んでギターをかき鳴らすのが夢です(笑)。
    だからなのか、たまにこういう曲が生まれてくるととても興奮するのですが、
    何せパンチのない声なので、歌いこなす自信がなく、ずっとお蔵入りにしていました。
    今回あえて挑戦してみて、歌詞も今までにないおもしろいものが書けたので、
    私的にはこの曲が一押ししたかったのですが、まわりに止められました(笑)。
    いつかレコーディングの音を再現したがっつりバンドサウンドの中で
    この歌を歌いこなせるようになりたいです。
  10. 夜のワルツ
    過去に何度かライブで披露していた曲ですが、2008年のワンマンライブで
    アコーディオンの田ノ岡三郎さんとご一緒させていただいてからずっと、
    次のアルバムに入れたいと想っていました。
    6/8拍子の軽快なワルツのリズムに乗って、クルクルと踊るようにアコーディオンが悲しく歌う。
    『斜陽』『哀しみのピアノフォルテ』『骨なしヴァランタン』につづく、
    入日茜流シャンソンシリーズ第四弾です。
  11. ありがとう(作詞:銀色夏生)
    数年前、音楽活動を休んでいたときのこと。
    ふと銀色夏生さんの本が読みたいなと、ネットで検索していたら、素敵なHPができあがっていて、
    そこに期間限定で、詩に曲を付けてほしいという募集が載っていました。
    しばらく曲も作らず、家にひきこもっていた私は、その中の『ありがとう』という詩になぜか惹かれて、
    その場で夢中でピアノに向かったのを覚えています。
    あのときはまだ自分に向き合うことから逃げていたし、
    音楽をつづけるという覚悟を持てずにいた時期でした。
    いつか、待っていてくれる人たちに対して、心からありがとうと伝えたい、
    歌をうたって生きていく自分の姿を堂々と見せられる自分になりたい…
    今想うと、そんな理想の自分の姿を、この歌に重ねていたのかもしれません。
    時間は未来から流れている。
    今がどんなにつらくても、もしかしたら未来の自分はぜんぶ知っているのかもしれません。
    「心配はいらない、大丈夫だよ」って。